BL版権物の二次創作ブログです。現在『メイド*はじめました』で活動中です。
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名前:うさこ
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好き:甘々、主人公総受け
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イチオシ:安元洋貴ボイズ
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2008/03/03 (Mon)
このお話は、前作「日々是好日」の前半部分としてUPしていたものです。
「日々是好日」を書いる途中で、「おいおい、前後で話が繋がってないよ」と、自分でもかなり無理があると気が付いていたので、「もう、いっそのこと書き直してしまえ!」と、開き直ることにしました。
混乱させてしまって、申し訳ないです。
前半部分を、この「災いの黒幕」に、後半部分を「日々是好日」に分け、多少話しを入れ替えたり、足りない部分を書き足したりしました。
「日々是好日」を書いる途中で、「おいおい、前後で話が繋がってないよ」と、自分でもかなり無理があると気が付いていたので、「もう、いっそのこと書き直してしまえ!」と、開き直ることにしました。
混乱させてしまって、申し訳ないです。
前半部分を、この「災いの黒幕」に、後半部分を「日々是好日」に分け、多少話しを入れ替えたり、足りない部分を書き足したりしました。
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2008/02/27 (Wed)
タイトル「日々是好日」とは、いったい誰にとっての「好日」なのか……それは、もう言うまでもありませんよね。
そうです、周平にとっての「好日」です。
*
カワイイかわいい裕太と「同居」しているだけで、周平にとっては100点満点でしょうに、さらに「新婚カップル」として一つ屋根の下に暮らせるなんて……これはもう「地球は俺のために回ってる」って気分だと思いますw
ただでさえ「ラスボス」なのに、これ以上無敵になってどうするんだと、内心ヒヤヒヤしながら書いてましたが…………でも、それがいい!!
周平ならきっと、お手々繋いで堂々と街を歩いてくれます!
公衆の面前で「俺の裕太」がどんなに可愛いか、演説してくれます!
恥も外聞もなく、路上チューも、ぶちかましてくれます!!
周平ならやる! 間違いなくやる!
うわああああ、でも、そこに痺れる、憧れるぅぅぅぅ!!!
…………はあ、はあ、はあ……失礼……ちょっと興奮しすぎました。
まあ、要するに、この「日々是好日」は、そういうお話ってことなんです。
そうです、周平にとっての「好日」です。
*
カワイイかわいい裕太と「同居」しているだけで、周平にとっては100点満点でしょうに、さらに「新婚カップル」として一つ屋根の下に暮らせるなんて……これはもう「地球は俺のために回ってる」って気分だと思いますw
ただでさえ「ラスボス」なのに、これ以上無敵になってどうするんだと、内心ヒヤヒヤしながら書いてましたが…………でも、それがいい!!
周平ならきっと、お手々繋いで堂々と街を歩いてくれます!
公衆の面前で「俺の裕太」がどんなに可愛いか、演説してくれます!
恥も外聞もなく、路上チューも、ぶちかましてくれます!!
周平ならやる! 間違いなくやる!
うわああああ、でも、そこに痺れる、憧れるぅぅぅぅ!!!
…………はあ、はあ、はあ……失礼……ちょっと興奮しすぎました。
まあ、要するに、この「日々是好日」は、そういうお話ってことなんです。
2008/02/26 (Tue)
――周平19歳の夏。
そのとき裕太は8歳、小学3年生だった。
*
両親は二人の息子が夏季休暇に入ったのと同時に、二週間の長期バカンスへ出かけた。
北欧の夏を楽しんでくると、青年のように歯を見せて笑った父親と、新婚みたいねと、小娘のようにはしゃぐ母親とを、成田で見送ったのは三日前のこと。
子供を……特にまだ幼く、体の弱い裕太を置いて、長い旅行に行くことを母親は心配したが、「俺に任せておけば大丈夫」と周平が説得した。
強い意志を込めた目と、自信に溢れる笑顔で肯けば、「たしかにそうだろう」と、周囲が納得せざるを得ないほどの、信頼と実績が周平にはあった。
長い年月をかけて、こつこつと積み上げてきたそれが、周平の最大の武器だった。
そのとき裕太は8歳、小学3年生だった。
*
両親は二人の息子が夏季休暇に入ったのと同時に、二週間の長期バカンスへ出かけた。
北欧の夏を楽しんでくると、青年のように歯を見せて笑った父親と、新婚みたいねと、小娘のようにはしゃぐ母親とを、成田で見送ったのは三日前のこと。
子供を……特にまだ幼く、体の弱い裕太を置いて、長い旅行に行くことを母親は心配したが、「俺に任せておけば大丈夫」と周平が説得した。
強い意志を込めた目と、自信に溢れる笑顔で肯けば、「たしかにそうだろう」と、周囲が納得せざるを得ないほどの、信頼と実績が周平にはあった。
長い年月をかけて、こつこつと積み上げてきたそれが、周平の最大の武器だった。
2008/02/23 (Sat)
「どうだろうな、それは」
心配を杞憂だと笑った裕太に対して、しかし周平の声は深く、確信に満ちていた。
「少なくとも、俺たちの隣に住んでたころはそうじゃなかったけどな」
裕太が言わんとするようなことは、当然周平も十分良く分かっていた。
昔からこまっしゃくれて、かわいげのない子供だった諒が、今も小ざかしく、裕太にあれこれと口出ししているだろうことは、容易に想像がついた。
そして、そのさかしらな苦言こそが、諒を警戒する理由そのものなのだと、周平は裕太にやさしく理解させる必要があった。
「隣にって……それ、俺が小学生の頃だよ、そんな昔に何かあったっけ?」
何も分らないと小首をかしげた裕太の頬を、周平の手がやんわりと包んだ。
「アレはな、俺の目を盗んで、お前を外に連れ出す常習犯だったんだよ」
心配を杞憂だと笑った裕太に対して、しかし周平の声は深く、確信に満ちていた。
「少なくとも、俺たちの隣に住んでたころはそうじゃなかったけどな」
裕太が言わんとするようなことは、当然周平も十分良く分かっていた。
昔からこまっしゃくれて、かわいげのない子供だった諒が、今も小ざかしく、裕太にあれこれと口出ししているだろうことは、容易に想像がついた。
そして、そのさかしらな苦言こそが、諒を警戒する理由そのものなのだと、周平は裕太にやさしく理解させる必要があった。
「隣にって……それ、俺が小学生の頃だよ、そんな昔に何かあったっけ?」
何も分らないと小首をかしげた裕太の頬を、周平の手がやんわりと包んだ。
「アレはな、俺の目を盗んで、お前を外に連れ出す常習犯だったんだよ」
2008/02/21 (Thu)
「それで、裕太は俺に何が聞きたいんだ?」
足の間に座らせた裕太を、周平は背後から覗き込んだ。
この姿勢は裕太がほんの子供だった頃から、話を聞いて欲しいとき、絵本を読んで欲しいとき、あるいは単に甘えたい気持ちになったとき、「お膝に座らせて」と言って、自ら周平にねだった体勢だったが、しかし、本人だけはすっかりそのことを忘れていた。
「あのさあ……兄ちゃんって、諒を怖がらせるようなこと、何かしたことある……?」
背中に感じる温もりをくすぐったく思いながら、裕太はおもむろにそう切り出した。
周平の前で「諒」の名前を出すのは、ずいぶんと勇気が言ったが、こうして背中を預けていれば、顔を見なくて済むぶん、いくらか気持ちが楽になるような気がした。
「諒を怖がらせる? なんだそれは」
案の定、「諒」の名前が出た瞬間、周平の顔から、すっと微笑みが消えた。
しかし裕太にわかったのは、耳元で響く声が、ほんの少し低くなったことだけだったから、それにひるむことはなかった。
「うーんと……じゃあ、怒らせるようなことでも良いんだけど……」
裕太は少し考えてから、そう言い直した。
ぞっと凍りつくような目を向ける周平に対して、諒はいつも、怒りに燃えた憎悪の視線で睨み返す。
そして、そんな二人の間に挟まれた裕太は、竜虎の争いに巻き込まれた、場違いなウサギのように、仲裁することもできず、すくんで固まっているしか出来ないのだ。
足の間に座らせた裕太を、周平は背後から覗き込んだ。
この姿勢は裕太がほんの子供だった頃から、話を聞いて欲しいとき、絵本を読んで欲しいとき、あるいは単に甘えたい気持ちになったとき、「お膝に座らせて」と言って、自ら周平にねだった体勢だったが、しかし、本人だけはすっかりそのことを忘れていた。
「あのさあ……兄ちゃんって、諒を怖がらせるようなこと、何かしたことある……?」
背中に感じる温もりをくすぐったく思いながら、裕太はおもむろにそう切り出した。
周平の前で「諒」の名前を出すのは、ずいぶんと勇気が言ったが、こうして背中を預けていれば、顔を見なくて済むぶん、いくらか気持ちが楽になるような気がした。
「諒を怖がらせる? なんだそれは」
案の定、「諒」の名前が出た瞬間、周平の顔から、すっと微笑みが消えた。
しかし裕太にわかったのは、耳元で響く声が、ほんの少し低くなったことだけだったから、それにひるむことはなかった。
「うーんと……じゃあ、怒らせるようなことでも良いんだけど……」
裕太は少し考えてから、そう言い直した。
ぞっと凍りつくような目を向ける周平に対して、諒はいつも、怒りに燃えた憎悪の視線で睨み返す。
そして、そんな二人の間に挟まれた裕太は、竜虎の争いに巻き込まれた、場違いなウサギのように、仲裁することもできず、すくんで固まっているしか出来ないのだ。
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作中登場する組織名、人物名等は創作であり、実在のものとはいっさい関係ありません。
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コイビト遊戯・しおり-短編・他-
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