ピーピング・トム（0）-周平×裕太＋諒-[前書と後書と解説に代えて]

このお話は、諒を「変態仲間」に入れてあげるために考えました。
ええ、もちろん、冗談ではなく、まったくの本気です。
でも、正気ではないかもしれません、妄想の沼に首まで浸かってますから……ｗ
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でも、皆さんだって思いませんでした？
この「変態」がテーマだという「コイビト遊戯」の中で、なぜ諒一人だけ「変態」じゃないのか……と。
仲間はずれにされて、諒がかわいそうじゃないか、と……ｗ
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え、諒は立派な変態ですって？
そう、思った貴方！　m9（・∀・）
貴方は鋭い！　そして、深い！
そうなんですよ、実はよくよく諒を観察してみると、ちらほらと、ソレっぽいシーンがちゃんと用意されてるんですよね。
私は当初、そこに気が付かなかったんですよ。
いやー、まったく不徳の致す所で、お恥ずかしい……。
（以下、私の妄想爆弾が炸裂してます、諒好きな方は注意してください）

スカトロ、ＳＭ、女装、獣姦……と、まったくその名に恥じない「変態」揃いの中で、諒は「ちょっと乙女な襲い受け」ってだけで、全然「変態」じゃないよ、十分普通の範囲だよ、と私は思ってました。
（「同性愛」は私にとって「変態」の部類には入りませんｗ）
そう思ってたんですが……滝沢との3Ｐエンドを見直した時、とうとう私も、諒の中の「変態」に気が付いたんです！
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ソレは何か、ズバリ言いましょう……「窃視症」です！
諒はなんと「窃視趣味」の持ち主だったんです！
つまり、人の行為を覗き見て「ハアハア」しちゃう変態さんで、おまけでそこに「フェラチオ願望」もプラスしてあげたい！
いやー、これで諒もりっぱな変態仲間ですね！
よかったね、諒、仲間はずれじゃなくなってｗ　
ヽ（ﾟ∀ﾟ）メ（ﾟ∀ﾟ）メ（ﾟ∀ﾟ）ノ ﾒﾃﾞﾀｲ！
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もちろん、言うまでもなく、諒がこういった性癖を持つに至った理由は、幼い頃の「ストロー」のトラウマのためです。
「ストローちゅうちゅう」を覗き見ていたために、幼い諒の心は歪められ、長じて「フェラ願望のある覗き魔」という、立派な変態に成長してしまいましたよ、と……。
この「ピーピング・トム」はそういうお話ですｗ
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諒はきっと普段清廉潔白な顔してるだけに、脳内の妄想は凄いことになってると思います。
そうして自分を偽って、心を押し殺してるから、ストレスでヒステリー起こしちゃうんですよ。
認めろよー、自分が変態だってｗ
そうすりゃ、楽だよ、生きるのがｗ
なんて、優等生の諒ちゃんを、そそのかしてあげたいｗ
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普段、自分を押し殺してるのは兄だって一緒ですが、そこはそれ、変態の年季が違いますからｗ
兄ちゃんは、自分が異常だってことをはっきりと自覚した上で、どう振舞えば「普通」に見えるか、社会で受け入れられるかを、ちゃんと、計算してる。
そして、例えバレた所で「ああ、俺は変態さ、それがどうした、文句があるか」と、開き直れるぐらいの、図太さがある。
更に、いざとなったら、裕太を抱えて世界中どこでだって生きてみせる、という自信と気概もある。
一方諒は、繊細で神経質で、「それがどうした」なんて開き直れるほど強くはなれないし、バレて周囲に非難されたら、全てを捨て駆け落ちするなんて決断をすることも出来ず、結局ずるずると追い詰められて、「裕太、俺と一緒に死んでくれ」なんて、無理心中を図りそうな…………そんな感じです。
でも、そういう弱さも、諒の魅力の一部なんでしょうね。
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だから、私の中で諒のイメージは「演歌の女」って感じです。
優しいけれど薄幸で、上品だけど執念深くて……着てはもらえぬセーターを涙堪えて編んじゃうような……そんなイメージです。
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そして、この「ピーピング・トム」を書いていて一番楽しかったのも、そういった諒の「不幸」なシーンでしたｗ
例えば冒頭で、兄と散々ヤリまくってる裕太に対して、裕太の夢で夢精しただけで懺悔のために首でも括りそうな諒とか、中盤で裕太の何気ない言動に一喜一憂して振り回されてる諒とか、ラストで兄とのイチャイチャを見せ付けられて勃起しちゃってる諒とか……。
ああああああ、諒、かわいそ～～～～って、言いながら、それはもう楽しく、喜んで書いてましたｗｗ
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だけど、最後の終わり方だけは、すごく迷ったんですよ。
ラストシーンで兄と諒を対決させるべきかどうか……。
結局わたしは、二人を対決させること無く、簡単に諒を逃がしてしました……。
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本当は、このお話「周平はクローゼットに諒が隠れていることに、最初から気が付いている」という設定だったんです。
だって、玄関に見知らぬ靴が脱いであるでしょう？　
もうその時点で、感のいい周平は「諒だ」と、ピンと来ると思うんですよね。
だけど、あえてそういう風には書きませんでした。
その理由は、私の力でそれを書いたら、どうしても破綻エンドになってしまうと感じたからです。
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裕太をクローゼットに押さえつけ、無理やり服を脱がせる周平。
イヤイヤ言いながら感じてきちゃう裕太。
周平は裕太の足を抱えあげ、後ろから挿入。
目の前で繰り広げられる、おぞましい光景に、興奮する諒。
どうしても我慢できなくなった諒は、とうとう自分で擦りだす。
扉一枚隔てて、重なり合う裕太と諒の唇。
三人が射精するのは、ほとんど同時だった。
自分の両手を汚して放心したようにうずくまる諒を見下ろして、周平が一言。
「おやおや、これは、とんだピーピング・トムだな」
周平の冷笑にさらされた諒は……諒は…………。
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うーーーーん、やっぱりだめですね。
私の力では、とても書ききれそうにありません。
あるいは、エロシーンのみの番外編とかなら、いけるかもしれませんが……。
もし読んでみたいと言うリクエストがあったら、がんばってみます。
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それでは蛇足になりますが、一話づつ簡単なあらすじを。

(01)裕太の夢で飛び起きる諒、よくある朝の光景のようです。
(02)裕太の朝は、周平に甘えることから始まるようです。
(03)神経を逆なでする滝沢の言動に、諒がキレそうです。
(04)何気ない一言で諒を助ける裕太、本人に自覚は無いようですが……。
(05)周平に嫉妬する諒、幼い頃のイメージに捕らわれているようです。
(06)周平とお風呂に入る裕太、それが日常のようです。
(07)周平の手管に簡単に陥落する裕太、これも日常のようです。
(08)学校を欠席した裕太、マンションに現れた諒は立腹の様子です。
(09)カンカンの諒ですが、やっぱり裕太には弱いようです。
(10)思わぬ状況に陥った諒は、認めたくない自分と向き合うことになります。

最後になりましたが、読んでくださった皆様に感謝と愛を込めて
(　 ﾟДﾟ)⊃旦　オチャドーゾ
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「ピーピング・トム」登場人物一覧　　
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ゲームキャラ
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藍川裕太
藍川周平
滝沢蓮
廣瀬諒
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