蛇の林檎（0）-周平×裕太-[前書と後書と解説に代えて]

このお話は、前作「一人墜落」の続きとして書きましたが、別に前を読んでいなくてもわかると思います、要するにゲームの大貴エンド「君を抱いてどこまでも」の裕太を、周平兄が助け出した……その後、という設定のお話だと思ってください。
この話は当初「指示された病」というタイトルで書き始めたのですが、最終話（10）を書き終えたところで題名を「蛇の林檎」に変えました。
でも話の趣旨は変更せずに、ちゃんと当初の意図通りに書き上げられたと思います。

つまり「指示された病」＝「（周平の指示による）裕太の記憶喪失」ということで、「蛇の林檎」＝「（周平から）裕太を自立させる介入」という訳です。
簡単に言えば「裕太のボケっぷりは周平兄のせいだったんだよ！」ってことですｗ
そして周平兄が諒を嫌うのは、そんなボケボケの裕太を、マトモに変えようとするからだったんです！m9（・∀・）ﾋﾞｼｯ!!
兄ちゃんは裕太に変わって欲しくないんです。
いつまでも「かわいい、かわいい、俺の裕太」で、いて欲しいんです。
いや、きっと意地でもいさせますよ。周平兄はそういうヤツですｗ
あー、こういうマイ設定がお気に触る方は、。(∩ﾟдﾟ)ｱｰｱｰきこえなーい、しちゃってくださいねｗ
あ、そうそう、マイ設定と言えば、作中キーポイントとなる重要キャラとして登場した「オレンジの金魚ミカン」ですが、これはゲームの周平ベストエンド「永遠の月夜」で出てくる、オレンジ色のソファから発想を得ました。
あのオレンジは周平の趣味じゃないだろう→じゃあ裕太の趣味だ→ということは裕太はオレンジが好きなんだ……という単純な三段論法から生まれたわけです(´Д｀；）ｴﾍﾍ
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今回一番書いていて楽しかったのは兄と裕太のイチャイチャですｗ
本人たちにしてみればそれは日常なので、別になんとも思ってませんが（いや、多分兄はわかっててやってるんだろうな……┐(´ー｀)┌ﾔﾚﾔﾚ）、周囲から見れば「お前らいい加減にしろよ！」って感じだと思いますｗ
特に諒なんか「ヽ(`Д´)ﾉｷｰｯ」って感じで、裕太の無防備ぶりにイライラしてると思います。
だから裕太にあれこれ忠告して、兄に睨まれることになるんですねｗ (ﾉ∀`) ｱﾁｬｰ
兄からしてみれば、いままで手塩にかけて掌中の珠として育ててきた「俺の裕太」に、余計なちょっかいを出して、自立を促そうとする諒は本当に邪魔でしょうがないと思います……ﾋｨｰ(((ﾟДﾟ)))諒、逃げてー。
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それでは蛇足になりますが、一話づつ簡単なあらすじを。
(01)心を閉ざしていた裕太が目覚めます。
(02)兄の過保護ぶりに裕太は一つのエピソードを思い出します。
(03)兄と買い物に出た裕太、また一つ失われた過去にぶつかります。
(04)何故か犬におびえる裕太。兄はその理由を知っているようです。
(05)久しぶりに登校した裕太に、諒が駆け寄ります。
(06)裕太の記憶喪失を心配して諒が忠告します。
(07)諒の忠告に考え込む裕太、兄はそれが不満なようです。
(08)兄に反抗するため裕太は、ある昔話を持ち出します。
(09)昔話のその後です。裕太は兄の言葉を思い出します。
(10)すっかり説得された裕太。兄は内心ほくそ笑みます。

最後になりましたが、読んでくださった皆様に感謝と愛を込めて
(　 ﾟДﾟ)⊃旦　オチャドーゾ
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「蛇の林檎」登場人物一覧　　
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ゲームキャラ
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藍川裕太
藍川周平
廣瀬諒
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オリジナル
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ミカン（オレンジ色の金魚）
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