「Daylight-朝に光の冠を-」プレイ感想（3）-ジェシー・フォル-

『デイライト』感想三回目は、オネェ言葉の保険医「ジェシー」と、ガサツな料理長「フォル」の、天敵コンビです。
（注意）
1.ネタバレ全開です、ゲーム未プレイの方は注意してください。
2.作品を褒めてません。っていうか、その真逆なことが書いてあります。

ジェシーは身長192ｃｍ。
腰の下まで伸びた長いストレートの金髪と、アメジストのような紫色の瞳を持つ、細身の美形キャラです。
生物学教授兼、保険医のくせに白衣を嫌って、いつも黒いスーツを身に付けています。
そして、眼鏡！
そう、ジェシーは眼鏡キャラなんですが――――その肝心の眼鏡が、何故か、角々の長方形って…………なんで？！
せっかくのスーツ眼鏡の美形キャラなのに、眼鏡が角々…………これはギャグか？　ギャグでやってんのか？！
そ、そうか……ユーザーを笑わせようとして、わざとこんなことを――――って、あのー…………全然、笑えないんですけど…………？
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そうそう、笑えないと言えば、フォルの寒いシモネタ。
これも、ジェシーの四角眼鏡同様、全く笑えません。
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フォルは身長187ｃｍ。
無精ひげを蓄えた筋肉ムキムキのオヤジで、学食の料理長をやってます。
常にハイテンションなフォルは、事あるごとに下品なシモネタを、「ジョーク」のノリで飛ばします…………が、これが見事に、全然笑えません。
ギャグが寒いとか、そういうレベルを超えて、聞いてるとだんだん不愉快になってきます。
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多分、フォルを「豪快で男らしい」キャラクターとして表現するために、こういう事を言わせてるんでしょうが…………完全に失敗してます。
単に、ガサツな汚いオヤジにしかなってません。
私がこの学園の女子学生だったら、「ちょ、あのオヤジ、マジきもいんですけど」って、ドン引きしてると思います。
「女性向けゲーム」なのに、女性に嫌われるようなキャラ作ってどうするんでしょうか…………。
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そして、このフォルの声を担当してらっしゃるのが、なんとあの大塚明夫さんなんですが…………そのあまりに重厚で迫力のある演技がまた、フォルを「女性向け」から遠くへ引き離してしまっています。
大塚さんの際立った存在感が、キャラクターの個性を超えてしまっているんです。
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大塚明夫さんといえば、ここで私が説明するまでもなく、誰もが良く知る大ベテラン声優。
『攻殻機動隊』のバトーや、『ブラック・ジャック』のブラック・ジャック、『今日からマ王!』のフォンヴォルテール卿グウェンダル等、その当たり役は枚挙に暇がありませんし、そういったメインキャラに限らず、どっしりと力強い声と、確かな演技力で、作品を引き立てる名脇役も沢山こなしてらっしゃいます。
…………が、しかし、その迫力と力強さが、この『デイライト』では裏目に出てしまっています。
フォルのようなキャラクター…………つまり、品のないジョークを飛ばして、ガハハと大笑いするような、調子の良いキャラクター、を大塚さんが演じると、その存在感が災いして、本当にシャレにならないぐらい「下品なオヤジ」に、なってしまうんですよ。
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例えばこれが「ＴＶアニメ」で、大塚さん演じるフォルが単なる脇役だったら、その圧倒されるほどの存在感が逆にスパイスになって、作品をより面白く彩ってくれているだろうと思います。
でも、これは「ゲーム」なんですよ。
それも、「女性向け」の！
フォルは、スパイスとして作品に彩を添える「脇役」ではなく、『デイライト』のメインキャラクターで、攻略対象者で、攻略時には主人公（プレーヤー＝女性）と一緒に物語を進める、「主役」になるんですよ。
そのメインキャラにこの役作りはありません。
感想の第一回目からしつこいぐらいに書いてますが、これは、「女性向けゲーム」ではなく「男性向けアニメ」の役作りです。
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大塚さんぐらいのベテランなら、監督からその場でちょっと指示…………例えば、「それやりすぎです、もうちょっと軽く、あっさりお願いします」とか…………言われれば、臨機応変に対処してくれただろうと思います。
だから、フォルがこういうキャラクターとして仕上がっているのは、役者さんの責任ではなく、おそらく制作側の方向の読み間違いなんでしょう。
開発メーカーの「Senz」は、この『デイライト』がゲーム第一作目だそうですから、そういった「力加減」がまだ良く掴めていないのかも知れません。
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さて、「力加減」と言えば、ジェシー役の置鮎龍太郎さんは、実に見事にそこらへんを調節してました。
置鮎さんだって、『SLAM DUNK』の三井寿、『テニスの王子様』の手塚国光、『BLEACH』の朽木白哉など、数多くの「ジャンプアニメ」をこなしてらっしゃる人気声優さんですが、決してそれに染められてません。
さすがに数多くのBL経験を、「受け」「攻め」問わずに積んだ実力者ですｗ
「女性の好み」を良く心得てらっしゃいます。
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ジェシーは――これもまた個性を出そうとして、方向性を間違っちゃった一例だと思うんですが――、なんと「オネェ言葉」で話すんですよ。
私は実際の台詞を聞くまで、「嫌らしいキャラに仕上がってたらどうしよう……」と、ものすごく心配していたんですが、それは幸いにして杞憂に終わりました。
さすがに「気持ちの良いキャラ」とまでは言いませんが……、少なくとも「気持ち悪っ！」と、鳥肌が立つようなキャラクターにはなっていませんでした。
これはひとえに、置鮎さんの絶妙な力加減のおかげだと思います。
「女々しくないオネェ言葉」を、見事に演じてらっしゃいます。
さすがです。
拍手を送ります。
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あ、だけど置鮎さん、フルコンプのおまけ座談会で、「BL作品かと思ってたけど、そうじゃなかったから楽しかった」みたいなことを言ってらっしゃいました…………ｗ
もー、オッキーってば、照れちゃってｗｗ　(　´∀｀)σ)Д｀)
そういう事言わずに、BLも楽しんでよ～、どうせ客層は同じなんだからｗｗ

※以下プレイ中に取った個人的なメモです。
あくまで自分用なので、意味不明な部分が多々あると思いますが、何かの参考になれば幸いです。
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攻略メモ(2)　ジェシー
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大変だな
次はトライ
黒い服
アカデミー（何でもいいよう）
よし乗った
教室
行ってみる
医務室
入る
医務室
医務室
ディプル先生の話（次）
気付かない
医務室
無闇
疑うべきでない
今は様子を
行動
行動
ジェシーの話(もういい)
ベナの話(バッチリ)
どうすればいい
入らない
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備考
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CV:置鮎龍太郎
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ルート制限ある模様
ユースルート入らず
*
置鮎はさすが
オカマ言葉気にならず
*
四角眼鏡が残念
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攻略メモ(3)　フォル
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大変だな
次はトライ
黒い服
アカデミー（何でもいいよう）
よし乗った
カフェ
ねばる
カフェ
声をかける
カフェ
颯爽と
ディプル先生の話（次）
気付かない
カフェ
無闇
出てけ
今は様子を
行動
行動
ジェシーの話(もういい)
ベナの話(バッチリ)
生きる
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 CG回収：#4左一番下
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気合
次はトライ
男か女か
女
闇（何でもいいよう）
そこまで言うなら
カフェ
諦める
カフェ
やめておく
カフェ
華麗に
ディプル先生の話（次）
気付かない
様子を
無闇に
相手にしない
今は様子を
行動
行動
ジェシーの話(もういい)
ベナの話(バッチリ)
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備考
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CV:大塚明夫
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ルート制限ある模様
ユースルート入らず
*
声重すぎ（キャラと合わず）
さすがの演技力（アドリブｗ）
余裕、安定、力強い、萌なし
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シモネタが痛い
ガサツと男らしさを履き違え
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