「Daylight-朝に光の冠を-」プレイ感想（4）-ミンミ・ユース-

『デイライト』感想ラスト四回目は、動と静の対照的な二人。
細胞分裂した野生児「ミンミ」と、眠り続ける夜「ユース」です。
（注意）
1.ネタバレ全開です、ゲーム未プレイの方は注意してください。
2.作品を褒めてません。っていうか、その真逆なことが書いてあります。

ミンミは身長120ｃｍの二人組み。
おかっぱの銀髪で、それぞれ金と緑の目を持っています。
この二人は一見双子風ですが、本当は違います。
「夜徒」の親玉である「夜」に反抗して体を二つに裂かれたため、一時的にこういう形態になっているだけで、力が満ちてくれば、元の「大きいミンミ」に戻ります。
大きいミンミは、身長180ｃｍ。
膝まであるざんばらの髪は銀色で、瞳は右が緑、左が金のオッドアイです。
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ミンミは「夜徒」なので、人の世の理に縛られていません。
だから時々、ぞっとするほど非人情な振る舞いをしますが、それに悪意はないんです。
ミンミの本質は、無垢で無邪気な子供だと思います。
私は「躾けられてない犬」だなって、感じました。
ならして、ちゃんと躾をすれば、さぞ可愛らしいペットになることでしょうｗ
ワンコミンミ…………飼いたいｗｗ
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さて、この「野犬」ミンミの声を担当してらっしゃるのは、ミンミ（小）が斎賀みつきさん、ミンミ（大）が諏訪部順一さんです。
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斎賀さんは『今日からマ王!』のフォンビーレフェルト卿ヴォルフラムや、『地球へ…』のジョミー・マーキス・シンなど、女性役から男性役、子供の役から大人の役まで、幅広くこなす実力者ですが、その芸達者振りを、このミンミ（小）役でも遺憾なく発揮されてます。
ミンミの無邪気な残酷さ、悪意のない残虐性を、嫌味なく……可愛らしく表現されていて、「さすがにキャラの作り方が上手なぁ」と感心しました。
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一方、ミンミ（大）の諏訪部順一さんなんですが…………むむむ、むぅ――――これは、どうなんでしょう…………？
諏訪部さんは、その声があまりに特徴的過ぎるせいでしょうか――――何処で聞いても同じ印象に思えて仕方がないんですよ…………私には。
斜に構えた無感動・無表情なキャラ……


例えば、アニメなら『テニスの王子様』の跡部景吾、ゲームなら『パレドゥレーヌ』の黒貴族や、『アラビアンズ・ロスト』のスチュアート・シンク……なんかを、諏訪部さんはよく担当されてますが、どうもその通り一遍の演技から、今回のミンミ（大）も抜け出せていないように思えます。
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特に最初の登場シーンではそういった雰囲気が強く、諏訪部さん演じるミンミ（大）は、単純に「クール」なキャラとか見えません。
こういう風に比べるのは悪いですが…………「無邪気に残虐」なキャラとしてミンミ（小）を作り上げた斎賀さんよりも、やっぱり役の掴み方が浅いのかなぁ、あるいは、表現力がいまいちなのかなぁ…………って感じです。
あ、でもラストシーンではちょっとだけ、諏訪部さんのミンミにも「可愛らしさ」が出ていたので、そこはほっとしましたｗ
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さて、次はいよいよラスト。
人食い種族「夜徒」を束ねる大ボス、「夜」のユースです。
ユースは昔話に語られるほどの太古から、「光の子」であるチェルニア王との約束を果たすために生き続けてきた、「夜」です。
その約束に従って、100年に一度「標（しるし）」を持って生まれてくるチェルニア王の子孫しか食べることができないユースは、あまりにも長い年月飢餓に耐えて生きてきたため、今ではその力の大部分を失っています。
ですから、彼は一日の大半を寝て過ごし、口を開けば「腹減った」「眠い」「まぶしい」しか言いませんｗ
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さて、この「腹減った」「眠い」「まぶしい」が口癖の、脱力男ユースの声を担当してらっしゃるのは…………なんと、石田彰さん！



石田彰さんと言えば、古くは『新世紀エヴァンゲリオン』の渚カヲル、少し前なら『NARUTO』の我愛羅、最近なら『銀魂』の桂小太郎、今では『今日からマ王!』のサラレギー…………と、いやはやまったく、呆れるほど「女子の魂」をがっちり掴んで離さない人ですｗｗ
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その石田彰さん演じるユースは、一日の大半を寝て過ごさなくてはならないほど力をなくして弱っている、脱力キャラです。
そのだる～い感じを、石田さんは見事に表現されてました。
「だるい感じ」と言っても、それは決して不快な脱力感ではありません。
深みと艶のある低音で囁くように語る石田さんのユースは、とっても魅力的でした。
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ともすれば、ただの「ぼんやり」キャラに落ちてしまうだろう、このユースを、石田さんのツボを抑えた演技が見事に引き締めてくれています。
脱力しつつも「夜」としての威厳を失わない細かな表現力に…………「さ、す、が、は、石田彰」…………と、何度もうならされましたｗ
*
さてと、これで攻略キャラ全員の感想は書き終わってしまいました。
総評は第一回目に書きましたが、ここでもう一度言うと…………「萌えないゲームだな」です。
人と人との関り、心のやり取りの間に私の「萌え」は生まれるので、こういう「少年アニメ」みたいなノリのお話には、どうしても乗り切れませんでした。
もう少し、登場人物達が女性の心をくすぐるような「萌え」キャラとして作られていたら、また違った感想になったのかもしれませんが、この『デイライト』はその「ツボ」を見事に外しまくってくれました。
声優さんの演技に感心はしても、キャラ萌えはしないんですよ…………。
キャラクターは、多少あざとくても、型通りの定番でも、私は全く構わないと思うんですがね…………。
みんなに好かれるからこそ、「定番」になるんですから、恥も外聞もなく、堂々と「ステレオタイプ」をやっていればいいんですよ。
それこそが「普遍性」の証明なんですから。　
ねぇ？　皆さんも、「定番」好きですよね？　ｗｗ
*
それでは、これで『デイライト』感想を終わります。
お読みいただきありがとうございました。　m(_ _)m

※以下プレイ中に取った個人的なメモです。
あくまで自分用なので、意味不明な部分が多々あると思いますが、何かの参考になれば幸いです。
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攻略メモ(4)　ミンミ
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大変だな
次はトライ
黒い服
アカデミー（何でもいいよう）
よし乗った
中庭
もう少し
中庭
探す
外を
付いて行く
ディプル先生の話（次）
気付かない
もう少し
無闇
今は様子を
行動
行動
ジェシーの話(もういい)
ベナの話(バッチリ)
止めに入る
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備考
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CV:斎賀みつき・諏訪部順一
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ルート制限ある模様
ユースルート入らず
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斎賀、キャラ作りうまい
諏訪部、相変らず（幅がない）
*
傍若無人・純粋無垢・馬鹿・素直
可愛げがある
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攻略メモ(5)　ユース
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大変だな
次はトライ
黒い服
アカデミー（何でもいいよう）
よし乗った
寮
ソファ
寮
起こす
引っ張り起こす
聖堂
ディプル先生の話（次）
気付かない
もう少し
無闇
今は様子を
行動
行動
ジェシーの話(もういい)
ベナの話(バッチリ)
ユース
ユース
開ける
死にたくない
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シーン回収：#2右下二番目
→グッド後、再度ベストへ
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気合
ねぇ
性別
女
自信（何でもいいよう）
ダメ
そこまで
寮
ソファ
寮
起こす
はたく
聖堂
次
気付かない
待つ
今は様子を
行動
行動
もういい
バッチリ
チェルニア
自分
開ける
死にたくない
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備考
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CV:石田彰
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主要キャラ攻略後開通
新選択肢出現
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さすがの演技力
艶、深みのある声心地よい
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