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BL版権物の二次創作ブログです。現在『メイド*はじめました』で活動中です。
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自己紹介

  名前:うさこ
  萌属性:血縁、年の差、アホ子受、ワンコ攻
  好き:甘々、主人公総受け
  嫌い:イタい子
  イチオシ:安元洋貴ボイズ

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yuuta_11.gifみなさま、ご訪問いただき、まことにありがとうございます。m(_ _)m
おかげさまをもちまして、訪問者700人突破となりました。
*
最近、当サイトをブックマークして見に来てくださる方が増えてきて、感激してます。
ありがとうございます。皆さんの応援が励みです。
あ、それから、カウンターについて何度か質問されたのですが、サイト内を行ったりきたりしても、それは再カウントされないように設定しています。
つまり、リロードしてもカウンターは進みません。
一日一人一回のカウントということで、ご了承ください。
*
それでは、キリバンおまけ話は「メイド喫茶に憧れて」第四回です。
お楽しみいただければ幸いです。
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syuuhei_and_yuuta_02.gifこのお話は、周平ベストエンド「永遠の月夜」後、を想定して書きました。
お話のオープニングは周平の人生を変えた、運命の一日。
そうです、あの「裕太公園置き去り事件(←勝手に命名w)」から始まります。
この出来事は、ゲーム中でも大変重要な位置付けとして語られていますから、周平好きなら、きっと一度は妄想したことがあると思いますw (・∀・)人(・∀・)ナカーマ
「……兄ちゃん。俺、変じゃなかった?」
風呂上りの裕太の髪を乾かしていた周平は、その不安げな声の調子に、おや、と手を止めた。
裕太は額に当たるドライヤーの風に目を瞑ったまま、周平にもう一度尋ねた。
「ねえ、ちゃんと普通に見えたかな?」
周平はドライヤーを切ると、手櫛で軽く裕太の髪を整え、最後の仕上げに、つむじへと唇を落とした。
「裕太は、何がそんなに心配なんだ?」
直接頭に吹き込むように、低く囁かれた言葉に、裕太は首をすくめた。
「あ、だって……こんなの、ホントはいけないこと、でしょ……?」
おびえた様子の裕太とは対照的に、周平は至って上機嫌だった。
「そうか、いけないのか」
おかしそうに笑った周平の唇が、つむじから、首筋へ、首筋から、耳の裏へと移動してゆくのを感じて、裕太は動揺した。
「だ、だって、そうでしょ……もし、こんなこと、母さんに知られたら……」
裕太のそんな動揺までも楽しみながら、周平は口付けを続けた。
「知られたら?」
周平の吐息が唇に届きそうになった瞬間、それまで大人しくされるがままになっていた裕太が、はっと体をひねって腕から逃れた。
仕事を終えて自宅マンションへ戻った周平を迎えたのは、裕太の楽しげな笑い声と、母親の心尽くしの手料理だった。
周平は、それを見た瞬間、裕太と二人だけで過ごすはずだった夜を、母親によって、完全に奪われてしまったことを悟った。
「おかえり! 兄ちゃん」
裕太がそう言って、周平を最高の笑顔で迎えても、それが自分のもたらしたものでないと思うと、周平の心はジリジリと焼けた。
いっそ、母親の目の前で裕太を抱きしめ、口付けてしまおうか。
そんな破滅的な衝動が周平を襲ったが、ぎっと奥歯をかみ締めて、自分を制御した。
(あのときから、自分は少しも変わっていないじゃないか)
こういうとき周平は、血を吐く思いで幼い裕太を探し回った、あの晩夏を思い出すことにしている。
そうすれば、自分の感情によって裕太を傷つける愚かさを、何度でも再確認することが出来た。
「は? いま羽田って……それは……どういうことですか、お母さん」
周平は、勤務中に掛かってきた、唐突な電話の内容に、携帯電話を握ったまま、思わず固まった。
現在母親は、福岡に転勤になった父親と一緒に九州にいるはずだ。
それが何の連絡もなく、突然「羽田に着いたから迎えに来て」だから、周平が驚くのも当然だった。
『だって、周平のマンション、母さん行ったことないんだもん、場所が分らないの。だから迎えに来て』
そのすねた口調から、ぷっと頬を膨らませる母お得意の表情が、電話口から見えるようだった。
周平は頭痛をこらえるように、額に手をあてると、大きくため息をついた。
「お母さん……俺は仕事中なんです、迎えにはいけません。とりあえず、タクシーで池袋の天国屋本社まで来てください……いくらお母さんでも、空港を出てタクシーを拾うぐらいは、自分できるでしょう?」
これ以上、電話で問答しても埒が明かないと思った周平は、早々に話しを切り上げ「本社に着いたら受付で自分を呼ぶように」と念を押して通話を切った。
*
なぜ突然こちらに戻ったのか、一人で来たのか、泊まる場所はどうするつもりか……。
問い質したいことは山ほどあったが、母親から詳しい事情を聞きだすのは、仕事を終えた後になりそうだった。
今日は12月24日。
周平と裕太が二人で暮らし始めて最初のクリスマスイブは、母親の乱入によって、聖夜とは程遠い、騒がしい夜になりそうだった。
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