日々是好日（0）-周平×裕太-[前書と後書と解説に代えて]

タイトル「日々是好日」とは、いったい誰にとっての「好日」なのか……それは、もう言うまでもありませんよね。
そうです、周平にとっての「好日」です。
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カワイイかわいい裕太と「同居」しているだけで、周平にとっては100点満点でしょうに、さらに「新婚カップル」として一つ屋根の下に暮らせるなんて……これはもう「地球は俺のために回ってる」って気分だと思いますｗ
ただでさえ「ラスボス」なのに、これ以上無敵になってどうするんだと、内心ヒヤヒヤしながら書いてましたが…………でも、それがいい！！
周平ならきっと、お手々繋いで堂々と街を歩いてくれます！
公衆の面前で「俺の裕太」がどんなに可愛いか、演説してくれます！
恥も外聞もなく、路上チューも、ぶちかましてくれます！！
周平ならやる！　間違いなくやる！
うわああああ、でも、そこに痺れる、憧れるぅぅぅぅ！！！
…………はあ、はあ、はあ……失礼……ちょっと興奮しすぎました。
まあ、要するに、この「日々是好日」は、そういうお話ってことなんです。

ベストエンド「永遠の月夜」で、周平は「新婚みたいだな」と一人でデレデレしていましたが、残念ながら、そこらへんの繊細な機微（あるいは変態的萌ｗ）は、「アホっ子」裕太には、イマイチぴんと来ていないようでした。
それじゃあ寂しいので、この「日々是好日」では、おもいっきり裕太の方から、周平にプロポーズさせてみました…………まあ、結局ここでも、裕太は自分の言ってることの意味を、良く理解できてないんですがｗ
でも、そこがいいんです！
周平の思うがままに流されちゃう裕太……「なんかよくわかんないけど、まあいいか」と、適当に幸せになれちゃうポヤポヤさ。
それが、アホッ子の魅力なんです！
「都合のいい主人公」の本領発揮です。
ああ、アホッ子って、本当に素晴らしいですねーーｗｗ
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裕太がこんな性格……警戒心がなく、無防備で、流されやすくて、疑うことを知らず、騙されても直ぐに忘れちゃう、単純な甘えん坊……まあ、要するに「アホッ子」なんですが、こうなったのは、当然、周平の教育の賜物です。
光源氏が紫の上を育てたように、周平も自分好みに裕太を育てたんでしょう。
だから、そんな裕太が「変態垂涎の的」になるのは、ある意味、必然なのかもしれません。
なにしろ、あの「ラスボス」周平が、手塩にかけて育て上げたんですからｗ
「そこの変態諸君、どうだい俺の裕太は、可愛いだろう？　うらやましいだろう？」って、周平の勝ち誇った高笑いが聞こえてくるようです。（←幻聴）
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さて、このお話のテーマは、前述の通り「地球は俺のために回ってる（ｂｙ周平）」なんですが、裏のテーマは「裕太は何で貧乏なの？」でした。
そう、このお話でけっこう重要な役割を持って登場するのが滝沢なんですが、ゲームプレイ中、不思議に思いませんでしたか？
どう考えても「芸能プロダクション」よりも「全国展開してる百貨店」の方が、会社の規模として大きいだろうって。
つまり、滝沢より裕太の方が金持ちなんじゃないのって、そう思いませんでした？
普通に考えるとそうですよね？
だけど、ゲーム中はむしろ逆で、滝沢の金持ちぶりに、裕太は驚きっぱなしです。
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なぜ、大企業の御曹司である裕太が、たかが芸プロ社長令息である滝沢の生活に驚くのか……？
企業規模で言うと、滝沢の実家、おそらくモデル事務所でしょう、それと、裕太の実家、天国屋百貨店とでは、10倍、ひょっとしたら100倍以上の差があるんじゃないでしょうか。
ここからは、もう完全な「マイ設定」、100％妄想と思い込みなので、軽く流して欲しいんですが……。
例えば……例えばですよ、「天国屋百貨店」を「西武百貨店」、滝沢の事務所を……ここでは分りやすくするために「滝沢プロ」としておきましょうか、「滝沢プロ」を「ケイダッシュ（蛯原友里とか、押切もえも所属してる、モデル事務所としてはけっこう大きい方の会社）」と置き換えて考えると……。
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天国屋百貨店（西武百貨店）
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資本金     60億円
売上高     4761億4300万円
従業員数     2451人
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滝沢プロ（ケイダッシュ）
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資本金     1,000万円
売上高     15億5,000万円
従業員数     15名
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（参考Wikipedia）
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これが更に、「西武百貨店」の持ち株会社「西武ホールディングス」だと、その資本金は500億円ということになって…………あわわ、もう想像も付かないぐらいの、大企業ですね。
その大企業の御曹司な訳ですよ、裕太は……でも、貧乏……そして滝沢は、金持ち…………何故？？
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妄想するに……「個人の自由になる金」が滝沢には一杯あるって事じゃないでしょうか。
学費、家賃、光熱費、その他諸々の生活費は、全額親から出ていて、モデルとして稼いでいるぶんは、全部自分の「小遣い銭」になってる……とか。
特に芸能業だと、服飾費とか、交際費とか、ひょっとすると、家賃とかそのへんの色々も、経費で落ちるんじゃないでしょうか。
小さい企業のほうが、そのへんの「小回り」は利きそうですよね。
一方、裕太のほうは小売業だし……なにより、あまりにも会社が大きすぎて、その辺を融通させるのは難しそうです。
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聞くところによると、「大金持ちが、その日の米を買う金に困る」というのは、実際よくある話らしいですね。
国宝級の壷や、親指の頭ほどもあるダイヤはあるけど、今日の酒代を出す現金がないとかね。
あと、土地と建物もそうですね、高額すぎて簡単に売り払うことも出来ないから、結局「モノはあってもカネはない」ということになるみたいです。
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それに周平が「住む世界が違う」「身の丈に合わない価値観に引きずられるな」と、滝沢との付き合いについて裕太に警告しているように、藍川家には、「質実剛健」「質素倹約」みたいな家庭（一族）方針があるんじゃないでしょうかね。
天狗にならないように、思い上がらないように……親の地位や、会社の規模を、自分の力と勘違いしてしまわないように、厳しく躾けられているんじゃないでしょうか。
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あ、でもなあー。
思い出したんですけど、周平ってゲーム中、「俺も、お前と同じ年の頃には、自由に金を使ってた」と言ってますよね……これは、どういう意味でしょうか。
周平は自由に使ってた……だけど、裕太は使えない……何故……？
高校になって裕太が貧乏だったのは、生活を困窮させて九州に呼び寄せようという、父親の陰謀だった訳ですが……滝沢の豪遊っぷりに驚く裕太から察するに、どうも彼はそれ以前から、かなり慎ましやかな生活を送っているように思えます……何故でしょう？
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親は当然、裕太に対しても、周平と同様の扱いをしている筈ですよね。
周平にお金を使わせても、裕太には使わせない、なんてマネはしないはずです。
とすると、原因は…………そう、決まってますよね、周平です！（←妄想）
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きっと、周平は裕太が小さな頃から、その財布を握ってたんじゃないでしょうか。
「お前はまだ小さいから」とか「兄ちゃんに言えばなんでも買ってやるから」とか、そういうことを言って、裕太の生活を管理していたのでしょう。
もちろんそれは、カワイイかわいい裕太が、「おかしな道」に進まない為に……という愛情からですｗ
財布を押さえれば、誰と、何処に行って、何をしたのか……交友関係全部を、抑えることが出来ますからね。
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そんな風に、生活面でも、金銭面でも、小さい頃から厳しく管理されてきた裕太から見ると、滝沢はそれはもう「贅沢」な生活をしているように見えるんじゃないでしょうか。
…………でもねえ、裕太。
そんな自由なんか、全然凄くもないし、うらやましくもないよ。
だって滝沢は、どんなに自由にお金が使えても、それが幸せだとは思ってないもの。
高級料亭の仕出し弁当より、お母さんの（お兄ちゃんのｗ）手作り弁当のほうが、きっとずーっと、人間を幸せにしてくれるよ。
…………なんて、まだまだおこちゃまの裕太君に、説教してみたりｗ
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それでは蛇足になりますが、一話づつ簡単なあらすじを。

(01)手を繋いで歩く二人、周平は確信犯、裕太は……？
(02)周平の確信犯は、どうやら裕太の幼少期から始まっているよう。
(03)裕太をからかおうとした滝沢、意外な事実を知って大ショック。
(04)自分のアホっぷり、以外にも裕太は気にしているようです。
(05)滝沢の仕事に感心する裕太、気分は少し複雑なようです。
(06)裕太の無知と、周平の甘やかしは、無関係なのでしょうか。
(07)恥をかかせたのではと心配する裕太、周平は確信犯です。
(08)傷心の裕太のネガティブな発想に、周平は少し驚いたようです。
(09)自分のふがいなさに涙ぐむ裕太、確信犯の周平は……。
(10)世は並べて事もなし、地球は周平の為に回っているのですｗ

最後になりましたが、読んでくださった皆様に感謝と愛を込めて
(　 ﾟДﾟ)⊃旦　オチャドーゾ
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「日々是好日」登場人物一覧　　
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ゲームキャラ
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藍川裕太
藍川周平
滝沢蓮
廣瀬諒
芳賀伊吹
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オリジナル
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壮年の警備員
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