BL版権物の二次創作ブログです。現在『メイド*はじめました』で活動中です。
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好き:甘々、主人公総受け
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2008/01/06 (Sun)
周平25才 裕太14才
自室にて俺が二年の名古屋勤務を終えて祐天寺の自宅に戻ってきたとき、裕太はもう一人でベッドに入れるようになっていた。
兄としては、裕太の成長を喜ぶべきなのだろうが、もう「一緒に眠って」とお願いされることもないのだと思うと、素直にそうできなかった。
たった二年の間にずいぶんと大人びて見えるようになった裕太に、俺は寂しさと……そして同時に、狂おしいほどの欲望を感じていた。
しなやかに伸びた手足の先に付いた、桜貝のように愛らしいピンク色の爪。
透き通った滑らかな肌は、まだ世の中の汚れに触れたこともないのだろう。
羽毛のように柔らかな髪、零れ落ちそうなほどに大きな瞳、しっとりと甘く濡れた唇、どこもかしこも、におい立つような色香で、裕太は無自覚に俺を誘った。
自室にて俺が二年の名古屋勤務を終えて祐天寺の自宅に戻ってきたとき、裕太はもう一人でベッドに入れるようになっていた。
兄としては、裕太の成長を喜ぶべきなのだろうが、もう「一緒に眠って」とお願いされることもないのだと思うと、素直にそうできなかった。
たった二年の間にずいぶんと大人びて見えるようになった裕太に、俺は寂しさと……そして同時に、狂おしいほどの欲望を感じていた。
しなやかに伸びた手足の先に付いた、桜貝のように愛らしいピンク色の爪。
透き通った滑らかな肌は、まだ世の中の汚れに触れたこともないのだろう。
羽毛のように柔らかな髪、零れ落ちそうなほどに大きな瞳、しっとりと甘く濡れた唇、どこもかしこも、におい立つような色香で、裕太は無自覚に俺を誘った。
「裕太、ちょっときて、話があるんだ」
「うん、なに? 兄ちゃん」
「兄ちゃん今度な……また、転勤することが決まったんだ」
「えっ、また?! ど、どこに?」
「札幌、北海道だ」
「北海道……って、名古屋より遠い、よね……?」
「ああ……少し、遠いな」
「やだ! そんなの、やだ! 行かないで!」
「裕太……ゆうた、ゴメンな、お前のお願いなら、なんでも叶えてやりたいけど、これは仕事なんだよ」
「仕事でもダメ!」
「いい子だから、裕太……分ってくれ、兄ちゃんだって、辛いんだよ、な?」
「…………やだ」
「裕太はもう中学生だろう?」
「…………」
「一人で寝られるようになったし、お留守番も出来るよな?」
「……いつ?」
「うん?」
「いつ帰ってくるの……?」
「そうだな……三年……いや、二年だ、二年できっと帰ってくる」
「……二年もたったら、俺もう高校生になってるよ?」
「高校生か……じゃあ、その頃裕太はもっと背が伸びてるかな?」
「……うーんと大きくなって、きっと兄ちゃんを追い越してるよ」
「あはは、そっか、兄ちゃんよりも大きくなっちゃうのか」
「そうだよ、早く帰ってこないと、俺、兄ちゃんのこと忘れちゃうからね」
「それは……悲しいな。裕太に忘れられるのは……」
「…………兄ちゃんだって、俺のこと忘れちゃうんだ」
「忘れないよ」
「そんなこと、わかんない」
「………………じゃあ、裕太……俺が忘れないように、しっかりと、裕太のこと覚えていられるようにしてくれる?」
「うん、なに? なにするの?」
「…………裕太を、見せて」
「? いいよ、見て?」
「…………見てもいいの? ようく、だよ? ようく見せて欲しいんだよ?」
「うん、いいよ、よーっく見て?」
「…………ありがとう、裕太……」
「え? あ、兄ちゃん? な、なんで、服、脱がすの?!」
「だめだよ、裕太、約束だろ、静かにして」
「で、でも……」
「ほら、いい子だから、じっとして」
「に、兄ちゃん……俺、恥ずかしいよ」
「恥ずかしくない。お医者さんも、裕太の体を診るために、服を脱がすだろう? それと一緒だよ」
「そう、なの……?」
「そうだよ、裕太のことを忘れないように、ようく、見ておきたいんだよ、な?」
「……うん……わかった」
「裕太は、本当にいい子だな」
「うん、なに? 兄ちゃん」
「兄ちゃん今度な……また、転勤することが決まったんだ」
「えっ、また?! ど、どこに?」
「札幌、北海道だ」
「北海道……って、名古屋より遠い、よね……?」
「ああ……少し、遠いな」
「やだ! そんなの、やだ! 行かないで!」
「裕太……ゆうた、ゴメンな、お前のお願いなら、なんでも叶えてやりたいけど、これは仕事なんだよ」
「仕事でもダメ!」
「いい子だから、裕太……分ってくれ、兄ちゃんだって、辛いんだよ、な?」
「…………やだ」
「裕太はもう中学生だろう?」
「…………」
「一人で寝られるようになったし、お留守番も出来るよな?」
「……いつ?」
「うん?」
「いつ帰ってくるの……?」
「そうだな……三年……いや、二年だ、二年できっと帰ってくる」
「……二年もたったら、俺もう高校生になってるよ?」
「高校生か……じゃあ、その頃裕太はもっと背が伸びてるかな?」
「……うーんと大きくなって、きっと兄ちゃんを追い越してるよ」
「あはは、そっか、兄ちゃんよりも大きくなっちゃうのか」
「そうだよ、早く帰ってこないと、俺、兄ちゃんのこと忘れちゃうからね」
「それは……悲しいな。裕太に忘れられるのは……」
「…………兄ちゃんだって、俺のこと忘れちゃうんだ」
「忘れないよ」
「そんなこと、わかんない」
「………………じゃあ、裕太……俺が忘れないように、しっかりと、裕太のこと覚えていられるようにしてくれる?」
「うん、なに? なにするの?」
「…………裕太を、見せて」
「? いいよ、見て?」
「…………見てもいいの? ようく、だよ? ようく見せて欲しいんだよ?」
「うん、いいよ、よーっく見て?」
「…………ありがとう、裕太……」
「え? あ、兄ちゃん? な、なんで、服、脱がすの?!」
「だめだよ、裕太、約束だろ、静かにして」
「で、でも……」
「ほら、いい子だから、じっとして」
「に、兄ちゃん……俺、恥ずかしいよ」
「恥ずかしくない。お医者さんも、裕太の体を診るために、服を脱がすだろう? それと一緒だよ」
「そう、なの……?」
「そうだよ、裕太のことを忘れないように、ようく、見ておきたいんだよ、な?」
「……うん……わかった」
「裕太は、本当にいい子だな」
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