深呼吸（0）-周平×裕太-[前書と後書と解説に代えて]

このお話は、周平にタバコを止めさせたくて書きました。
いえ、冗談じゃなくて、本気なんですｗ
なにしろ、わたしは大の嫌煙家でして、職場でも無理やりオフィス内禁煙にして、喫煙者を廊下に追い出すと言う暴挙を成し遂げた人間なのですｗ
ちなみに、非喫煙者は二名という環境でですから、本当にこれは非民主的な、独裁的断行なのですｗ　(∩ﾟдﾟ)ｷｬｰ
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そんなわたしですから、北海道から東京に戻ってきた周平が、裕太のアパートに転がり込むシーンで「タバコを買いに行っていた」という描写を読んだときには、もう「ヽ(`Д´)ﾉｷｰ」って感じでしたｗ
だって、あんな狭いアパートで、ぱかぱかタバコ吸われたら、服にも髪にも肌にも、タバコの臭いが染み付きますよ？
そんなの、裕太がかわいそう過ぎます！
っていうか、裕太がかわいそう以前に、そもそも、あの周平がそんなことをするとは思えません！
だって、ですよ、作中でも書きましたが、バッドエンド「モンスター」で、裕太を風呂にもいれずに「(;ﾟ∀ﾟ)=3ﾊｧﾊｧ」していた周平が、裕太にタバコの臭いが染み付くのを良しとすると思いますか？
それはないでしょう？　ないですよね？　そう、ないんですよー、もう絶対に！(｀･ω･´) ｳﾝ！
だから、周平はタバコは止めたんです！　間違いありません！　止めました！
わたしが、止めさせましたｗ　(;ﾟДﾟ)y─~~  ﾑﾁｬﾅ…

と、まあ、冒頭はそういう邪な意図で始めたんですが、回が進むに連れて、なんだかずいぶんと深刻な話になってしまいました。（；^ω^）ｱｳｳ
これは、自分で書いておいてなんですが、ちょっと予想外でした。
最終的に、このお話は「周平×裕太」が抱える「近親相姦」という最大の障害をどう乗り越えるか……いえ、乗り越えるという言い方だと、ずいぶんと大げさですが、つまり二人の持つ「血縁」という関係をどうやって、肯定的に捉えるかというテーマになったと思います。
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自己紹介欄にもある通り、私は血縁で萌える人間なので、正直二人の葛藤は分らないんです。
だから、自分が「血縁」に惹かれる理由を、お話の中に込めて二人の関係性を意味付けてみました。
例え夫婦でも別れれば他人ですが、「血は水よりも濃い」と言われるように、血縁は切ろうと思っても切れるものではありませんよね。
そこに、魅力があるんじゃないかなあと、わたしは思っています。
ほら、周平も諒に対してことさら「お前は他人だ」と強調して見せたじゃないですか、あれですよｗ　m9（・∀・）ﾋﾞｼｯ!!
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今回一番書いていて楽しかったのは、ラスト周平の覚悟を知った裕太が「兄ちゃんがかわいそう！」と叫ぶシーンです。
だって、本当にかわいそうだと思いませんか？
最終的に周平が望むのは、裕太が幸せであることだけで、そのためには何を犠牲にしてもかまわないと思っていて、もちろん、自分を犠牲にすることもいとわない訳ですよ、この兄ちゃんは……（;´Д⊂）ﾎﾛﾘ
だから、他ルートで男と恋人同士になったり、浚われて廃人にされたりしたら、きっと周平は相手を殺してでも裕太を取り戻すと思うんですが、普通に可愛い女の子とか連れてきたら、反対できませんもんね……(´･ω･`)ｼｮﾎﾞｰﾝ
あ、いや……と、思ったんですが、ヤツならやるかも……なんだかんだと理由をつけて、嫁いびりして追い出すとか……やりそう……（(；ﾟДﾟ)ｶﾞｸｶﾞｸﾌﾞﾙﾌﾞﾙ
え？　周平はそんなことしない？
うーん、どうでしょうか……みなさんは、どう思われます（・∀・）人（・∀・）？？
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それでは蛇足になりますが、一話づつ簡単なあらすじを。

(01)周平は裕太を堪能するために喫煙を止めたようです。
(02)裕太は滝沢の言葉に、周平の行動を重ねて動揺します。
(03)周平を信じようとする裕太に、諒が追い討ちをかけます。
(04)周平の社会人人生を短く振り返ります。
(05)同僚の複雑な心境を、周平は気にも留めていないようです。
(06)周平の鉄壁の外面に、誰もが騙されます。
(07)悩みを打ち明ける相手がいない孤独に、裕太は苦しんでいます。
(08)帰宅した周平に、裕太は全身で甘えかかります。
(09)情緒不安定な裕太に振り回されて、周平は少し困り顔です。
(10)本当の孤独に気が付いた裕太は、周平にずっと一緒だと約束します。

最後になりましたが、読んでくださった皆様に感謝と愛を込めて
(　 ﾟДﾟ)⊃旦　オチャドーゾ
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「深呼吸」登場人物一覧　　
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ゲームキャラ
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藍川裕太
藍川周平
滝沢蓮
廣瀬諒
藍川兄弟父
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オリジナル
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小太りのマネージャー
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