BL版権物の二次創作ブログです。現在『メイド*はじめました』で活動中です。
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名前:うさこ
萌属性:血縁、年の差、アホ子受、ワンコ攻
好き:甘々、主人公総受け
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イチオシ:安元洋貴ボイズ
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2008/03/10 (Mon)
「俺の側に居てくれ」
間髪を入れずに、周平は答えた。
「うん、居るよ。それで?」
「ずっと、ずっと…………ずっと――居てくれ」
「うん? ずっと、ずっと、ずーっと、居るよ。だから、それから?」
じれて身を揺すった裕太に、周平はくすぐったそうに、目を細めた。
「そうだな、それから……俺が家に帰ったら、おかえりって言って、迎えて欲しいな」
「? それ……いつも、してるけど……」
「そして、家を出るときには、いってらっしゃいって、送り出して欲しい」
「え……でも、朝出るの俺のほうが先だし――どうしよう……」
「じゃあ、まあ……これは、お前が学校を卒業してからで良いか」
困惑して考え込んでしまった裕太に、周平は苦笑して肩をすくめた。
「うん、わかった、卒業したらね……で、それから?」
もっとないのと、裕太は目を輝かせた。
間髪を入れずに、周平は答えた。
「うん、居るよ。それで?」
「ずっと、ずっと…………ずっと――居てくれ」
「うん? ずっと、ずっと、ずーっと、居るよ。だから、それから?」
じれて身を揺すった裕太に、周平はくすぐったそうに、目を細めた。
「そうだな、それから……俺が家に帰ったら、おかえりって言って、迎えて欲しいな」
「? それ……いつも、してるけど……」
「そして、家を出るときには、いってらっしゃいって、送り出して欲しい」
「え……でも、朝出るの俺のほうが先だし――どうしよう……」
「じゃあ、まあ……これは、お前が学校を卒業してからで良いか」
困惑して考え込んでしまった裕太に、周平は苦笑して肩をすくめた。
「うん、わかった、卒業したらね……で、それから?」
もっとないのと、裕太は目を輝かせた。
「毎日一緒に、ご飯を食べよう」
楽しそうに声を弾ませた周平に、裕太はがっくりと肩を落とした。
「………………それ、今もしてる」
「どんな些細なことでもいい、お前が感じたこと、思ったこと、全部、俺に話してくれ」
「だから、それ、今もしてる……」
なんだそんなこと、と唇を尖らせた裕太に、周平はにっこりと頷いた。
「そうだな、一緒にお風呂に入ってな」
「! わーわーわーっ――兄ちゃんっっ!」
ぴょんぴょん跳ねながら大声を上げた裕太を、周平は空中で捕まえた。
「裕太、ありがとう、俺を、幸せにしてくれて」
「な、なに、なんで?」
目を白黒させる裕太に、周平は晴れやかな笑顔で聞いた。
「これからも、ずっと、俺を幸せにしてくれるか?」
「だから……それは、なにをすれば……」
「なんだ裕太、するって、約束してくれないのか?」
悲しそうな顔をした周平に、裕太は慌てて取りすがった。
「す、するよ! するけど……」
「じゃあ、ちゃんと、そう言ってくれ」
周平は裕太はトンとアスファルトの上に降ろすと、ぎゅっと手を握って迫った。
「ほ、ほえ……えーっと、えーっと……?」
「裕太が兄ちゃんを幸せにします、だろ? ほら」
「ゆ、裕太が兄ちゃんを幸せにします…………?」
オウム返しに言葉をつむいだ裕太は、なんだろう、これでいいのかなと、恐るおそる周平を見上げた。
「ありがとう、裕太……」
周平は感極まったように、ぐっと声を詰まらせた。
「お前みたいなかわいい弟を貰えるなんて……俺は世界一の幸せ者だな……」
「? もらえる……って――――」
どういう意味、と聞こうとした裕太の口を、周平が塞いだ。
「うっ! ぅん――――!」
「裕太……嬉しいよ……本当に、嬉しい……」
上向いた裕太の口内に、周平の舌が強引に進入した。
「ん――――――」
裕太は周平の背中を強く叩いた。
「ゆうた……裕太……」
荒い息で、いっそう繋がりを深めた周平の口づけに、裕太はがくがくと膝を震わせた。
――ああ、もう……どうか誰にも見られていませんように。
裕太はギュッと目を瞑ると、周平のジャケットの影に身を隠すように、懐の奥にぴったりと身を寄せた。
楽しそうに声を弾ませた周平に、裕太はがっくりと肩を落とした。
「………………それ、今もしてる」
「どんな些細なことでもいい、お前が感じたこと、思ったこと、全部、俺に話してくれ」
「だから、それ、今もしてる……」
なんだそんなこと、と唇を尖らせた裕太に、周平はにっこりと頷いた。
「そうだな、一緒にお風呂に入ってな」
「! わーわーわーっ――兄ちゃんっっ!」
ぴょんぴょん跳ねながら大声を上げた裕太を、周平は空中で捕まえた。
「裕太、ありがとう、俺を、幸せにしてくれて」
「な、なに、なんで?」
目を白黒させる裕太に、周平は晴れやかな笑顔で聞いた。
「これからも、ずっと、俺を幸せにしてくれるか?」
「だから……それは、なにをすれば……」
「なんだ裕太、するって、約束してくれないのか?」
悲しそうな顔をした周平に、裕太は慌てて取りすがった。
「す、するよ! するけど……」
「じゃあ、ちゃんと、そう言ってくれ」
周平は裕太はトンとアスファルトの上に降ろすと、ぎゅっと手を握って迫った。
「ほ、ほえ……えーっと、えーっと……?」
「裕太が兄ちゃんを幸せにします、だろ? ほら」
「ゆ、裕太が兄ちゃんを幸せにします…………?」
オウム返しに言葉をつむいだ裕太は、なんだろう、これでいいのかなと、恐るおそる周平を見上げた。
「ありがとう、裕太……」
周平は感極まったように、ぐっと声を詰まらせた。
「お前みたいなかわいい弟を貰えるなんて……俺は世界一の幸せ者だな……」
「? もらえる……って――――」
どういう意味、と聞こうとした裕太の口を、周平が塞いだ。
「うっ! ぅん――――!」
「裕太……嬉しいよ……本当に、嬉しい……」
上向いた裕太の口内に、周平の舌が強引に進入した。
「ん――――――」
裕太は周平の背中を強く叩いた。
「ゆうた……裕太……」
荒い息で、いっそう繋がりを深めた周平の口づけに、裕太はがくがくと膝を震わせた。
――ああ、もう……どうか誰にも見られていませんように。
裕太はギュッと目を瞑ると、周平のジャケットの影に身を隠すように、懐の奥にぴったりと身を寄せた。
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